福島県の相馬市郷土蔵を管理運営する市内のNPO法人「相馬生活文化応援隊」は、5月の相馬野馬追で騎馬武者が履くわらじ500足を作り10日、相馬野馬追執行委員会事務局に引き渡した。
市郷土蔵で展示案内などをしているボランティアと相馬市や新地町などの住民ら合わせて約20人が制作に協力した。2015(平成27)年からわらじを提供しており、9年目。
今年は相馬野馬追が5月末の前倒し開催となったが、騎馬武者数が年々減少しているため、例年600足引き渡していたところを500足に変更した。わらじ作りをまとめるわらじ奉行の阿部純一郎さんは「間に合って良かった。わらじで貢献できることを誇りに思う」と話した。
市郷土蔵では、休館日の月曜日に月2回、わらじ作り教室を開いており、参加者を募集している。問い合わせは市郷土蔵へ。