来館者110万人を達成/種差海岸インフォメーションセンター

110万人目の来館者となった木村優希さん(左から2人目)

 八戸市鮫町にある種差海岸インフォメーションセンターの来館者が10日、110万人に到達した。節目となったのは、今春に青森市から八戸市に転居した会社員木村優希さん(32)。今回が初めての訪問といい、「自分が選ばれて驚いたし、こんなことめったにないのでうれしい」と喜んだ。

 三陸復興国立公園の種差海岸天然芝生地近くに立地する同センターは、2014年7月にオープン。自生する植物や地域の文化を紹介するほか、「みちのく潮風トレイル」の情報発信拠点としての役割も担う。昨年3月には来館者100万人を突破した。

 セレモニーで、同センター運営協議会の町田直子事務局長が「ここの施設を拠点に、自然をたっぷりと満喫しながら歩いてもらいたい」と述べ、花束と記念品を贈呈した。

 木村さんはこの日、「時間があったので、たまたま一人でふらっと来てみた」といい、「種差海岸を見るのも初めて。とてもきれいなので、今度は家族と来たい」と笑顔を見せた。【全文】

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