「日本人はポストを取り戻した」鎌田大地はラツィオ残留の可能性も?伊大手紙が見解「トゥドールは期待。サプライズがあるかも」

鎌田大地はラツィオに退団の意思を伝えたとも言われている。一方で、まだ将来は分からないという報道も浮上した。

マウリツィオ・サッリ前監督の下で出場機会に恵まれなかった鎌田は、イゴール・トゥドール監督になって3試合すべてに出場。うち2試合はスタメンに名を連ねている。新指揮官は鎌田にたびたび賛辞を寄せており、高く評価しているようだ。

そのため、鎌田の去就が分からなくなったとするメディアは少なくない。一時は今季限りでの退団が有力視されていた。だが、トゥドールの重用ぶりから、残留の可能性も注目されている。

『Corriere dello Sport』紙は4月11日、「トゥドールはカマダに期待している。彼がラツィオを選んだのかはまだ分からない」と報じた。

「ピッチ次第であり、それだけでもない。フォルメッロの大きな波乱に注意だ。サプライズがあるかもしれないし、ないかもしれない。実際、クロアチア人指揮官がやって来てすぐ、日本人MFはポストを取り戻した。いかに答えてみせたかも、強調する必要がある。予想外だったポジション、ボランチとしてうまくやったのだ」

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同紙は「ラツィオでダイチの未来があり得るのかは、今後分かるだろう」と報道。「1か月弱ほどで分かるはずだ」と続けている。

「カマダが延長オプションを行使できるのは5月中旬まで。5月10日あたりのはずだ。先週まで、クラブに意思や退団のシグナルは伝えていない。当然、周囲を見回している。この数週間でボルシアMGの噂があった」

さらに、Corriere dello Sport紙は、トゥドールがマルセイユ監督時代に当時フランクフルトの鎌田が守備的MFでプレーした際のことを覚えていると報道。「そこからダイチのラツィオでの新たな人生が始まった」と締めくくった。

「それは終点ではなく、始まりかもしれない」

鎌田の未来はどこにあるのか。その答えが分かるときは、少しずつ近づいている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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