「出産は奇跡」実習を機に産婦人科医を目指した若者も医療の現場へ 岩手県の病院で研修に臨む医師の合同研修会 盛岡市

岩手県内の病院で2年間の研修に臨む医師の合同研修会が12日、盛岡市で開かれ、72人の医師としての医療現場での心構えを学びました。

研修には今月から県内の各病院で研修に臨む72人の医師が参加しました。実際に県内の病院で働く先輩医師から患者に対する接し方や救急医療の講義を受けました。研修生の金野百合子さんは地域医療の担い手としての決意を新たにしました。

(金野 百合子 さん)
「岩手県での初期臨床研修を決めた理由は、生まれ育った岩手県の地域医療に貢献したいという思いがあるからです。地域に貢献できるような医師になれるよう日々精進してまいります」

また、神奈川県出身の中里伊吹さんは大学在学中の実習を機に産婦人科での研修を決めました。

(中里 伊吹 さん)
「お母さまが涙しているのを見て本当に出産は奇跡だと感じた。知識や技術だけではなくて人として高められれば」

激励に訪れた達増拓也知事は「それぞれの思いを共有してチームとして成長してほしい」とエールを送りました。研修に参加した医師は今後実務を学びながら、県内の医療を担います。

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