足利でハナモモと桜が“共演” 白鬚神社、境内を彩ろうと氏子総代ら整備

見頃を迎えた白鬚神社のハナモモと桜

 【足利】山川町の白鬚(しらひげ)神社のハナモモが満開となっている。見頃は14日ごろまで。

 ハナモモは境内の景色が寂しく彩りを加えたいと考えた同神社の氏子総代ら有志が、10年ほど前に約20本を植栽。氏子総代らを中心に枝を間引いたり、肥料を与えたりして育ててきた。ここ2、3年で濃い桃色の花を咲かせるようになったという。氏子責任総代の菊地俊一(きくちしゅんいち)さん(81)は「『ハナモモ神社』として地域に浸透してくれれば」と期待を寄せる。

 境内には4本の桜もあり、淡い桃色の桜とハナモモのコントラストも楽しめる。今年はハナモモが3月下旬に咲き始め、追うように桜も開花。現在、ともに満開となっており、参拝に訪れた人たちを楽しませている。

 裏山には遊歩道や展望台なども整備し、神社の魅力度向上に努めているという。菊地さんは「見頃のうちに、多くの方に見ていただきたい。神社にも関心を持ってほしい」と話している。

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