V長崎デザイン「トイレ」お目見え 本拠地移転で感謝を込め 諫早・トラスタ

V長崎デザインのトイレをPRするクラブマスコットのヴィヴィくん=諫早市、トランスコスモススタジアム長崎

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎のホームスタジアム、トランスコスモススタジアム長崎(長崎県諫早市宇都町)に11日、V長崎をイメージしたデザインのトイレがお目見えした。
 V長崎は来季、長崎市に本拠地を移転する。諫早への感謝の気持ちを込め、サポーターの心が弾む空間を提供しようとトイレの改修を企画した。
 V長崎の思いに共感し、県内28社の工務店でつくる「長崎すて木な家づくりの会」(馬場昭一会長)が協力。M(メイン)ゲート付近2階の男性用トイレを改修した。
 V長崎がデザインを担当。壁に「ありがとう、トラスタ。」の言葉を記し、2017年のJ1昇格決定などチームの軌跡を紹介した写真パネル5枚を設置した。小便器は汚れにくい軽量の有機ガラスを使用し、ユニホームと同じ青色に塗装した。
 トイレ完成を記念した式典で、馬場会長は「スポーツを通じ、地元企業がワクワクできる仕事をして地域の発展につながれば。ぜひ多くのサポーターに利用してほしい」と呼びかけた。
 改修したトイレは13日以降、ホーム戦の際などに利用できる。デザインは今季終了後の11月末までの予定。

© 株式会社長崎新聞社