福島の日本酒盛り上げる 福島県清酒アカデミー職業能力開発校 卒業式と入校式

渡部校長から卒業証書などを受ける鈴木さん(左)

 福島県酒造組合の県清酒アカデミー職業能力開発校の卒業式と入校式は12日、福島市の福島グリーンパレスで行われた。29期生9人が巣立ち、10人が32期生として新生活をスタートさせた。

 渡部謙一校長が29期生の鈴木理奈さん(寿々乃井酒造店)ら一人一人に卒業証書や酒造士認定証を手渡し、式辞を述べた。卒業生代表の鈴木さんがコロナ禍の授業などを振り返り、「知識や経験を生かし、福島県の日本酒を盛り上げていく」と謝辞を述べた。

 29期生から31期生までの代表者がアカデミーでの体験を発表した。渡部校長が32期生に入校許可証を授与した。入校生を代表し、上野翔太さん(花春酒造)が「各蔵の皆さんと絆を強め、切磋琢磨(せっさたくま)する」と決意を示した。

© 株式会社福島民報社