11月にすかがわ空想フェス 「特撮の神様」出身地の福島県須賀川市が円谷プロと企画

すかがわ空想フェスの概要を発表した橋本市長(右)と塚越会長

 「特撮の神様」と称される故円谷英二の出身地・福島県須賀川市と円谷プロダクション(東京都)は11月16、17両日、市内で「すかがわ空想フェス」を初開催する。円谷プロの創立記念日である12日、橋本克也市長と塚越隆行会長兼CEOが市役所で記者会見し、概要を示した。

 子どもたちの夢を育み、大人も故郷への誇りを持つことができるまちづくりを目指す取り組み。円谷が少年時代に空想し、夢を広げた須賀川を「空想の力の聖地」として国内外に発信する。市と円谷プロが昨年4月に締結した協定に基づき、企画した。

 ライブステージやウルトラマンシリーズの上映会などを催す。ステージは子どもたちの空想を題材にした「ウルトラマン」の第15話「恐怖の宇宙線」(1966年)を元に開発中で、空想フェスが初演となる。

 コピーライターの糸井重里さん、円谷プロの造形師・品田冬樹さんが登壇するコーナーも設ける。空想をテーマにした絵や文章を国内外から募る企画を進めている。

参加方法など詳細は順次、公式ホームページなどで発表する。

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