福島交通飯坂線13日開業100周年 21日までキャンペーン

飯坂温泉街を背に走る福島交通飯坂線の上り車両=12日午前10時55分ごろ、花水坂-医王寺前駅間

 福島市の福島交通飯坂線は13日、開業から100周年を迎えた。福島交通は昭和から平成にかけて運行していた車両のデザインを装飾した「レトロデザイン列車」を走らせるなどして、一世紀の節目を盛り上げる。

 レトロデザイン列車は午後1時13分に桜水駅を出発し、飯坂温泉駅に向かう。折り返して午後1時50分に福島駅に到着予定。福島駅では列車のデザインを担当したクリエーターの小松大希さんらが出迎える。

 飯坂線は1924(大正13)年4月13日、福島駅(現曽根田駅)―飯坂駅(現花水坂駅)間の9.0キロで開業した。

 福島交通は12日から21日まで飯坂温泉観光協会と連携し、温泉旅館の宿泊クーポン券などを贈るキャンペーンを催している。いい電1日フリーきっぷ(大人800円)、温泉街で催される「おと酔いウォーク2024」に合わせたフリー乗車券(同520円)など5種類の乗車券で飯坂線を利用し、観光協会で乗車券を示すと1万円分のクーポン券やラジウム玉子などの賞品が当たるくじを引ける。

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