新NISAではズバリ「こんな銘柄が強い」!初心者が迷いやすい部分を分かりやすく説明します #2

いよいよ2024年から新NISAが始まりました。さっそく新NISA口座を開いた人もいるかもしれませんね。でも現在、新NISAで買える投資信託は、なんと2000本以上もあります。一体どれを買えばいいの…?

そう迷ったときに是非読みたい、『さわかみ投信株式会社』の設立である澤上篤人さんの著作『一生安心したいから「大人女子、投資始めます」』から、今回は抜粋でお届けします。

インデックスファンドの冬の時代がやってくる

この40年間、インデックスファンドは株価上昇と金融緩和政策の波に乗って、成長に次ぐ成長を続けてきましたが、この先はどうなるかが心配です。おそらく、初めての体験となる冬の時代に突入するでしょう。世界的なインフレと金利上昇によって、世界の株式市場と金融マーケットが大きく崩れだしても、おかしくないのです。

インデックスファンドが暴落し、そして上昇するまで… 次ページ

そうなると、株価全般が大きく下げるのは避けられないでしょう。問題は、そこから先です。株式市場の暴落が一段落してくると、経営力が強い企業の株価はどこかで下落が止まり、上昇に転じます。一方、経営力の弱い企業などの株価は、ずっと低迷したままです。

ところが、インデックスファンドはすべての企業の株価を反映させた値動きとなります。それで、弱い企業の株価低迷にずっと足を引っぱられることになるのです。金融マーケットが暴落して最初の数年は、経営がうまくいかずにつぶれていく会社に引きずられ、インデックスファンドの価格もズルズルと下がっていきます。ダメな企業がすっかり淘汰されたら、残りは元気に成長する企業ばかりになるので、ここからインデックスファンドの価格も上がり始めます。ようやく復活の時が来るのです。

いったん価格が下がってから、上昇に転じるまで10年くらいはかかると思っておいたほうがよいでしょう。まさに暗く、長い冬の時代です。インデックスファンドに投資している人は日本でも多いと思いますが、これからの長期低迷の時代に、どれだけ耐えられるでしょうか。

たとえば最初は2万円だった基準価額が1万8000円になり、1万5000円になり、ついには1万円になり、といった具合でずるずると下がっていきます。それに合わせてみなさんの持っているインデックスファンドの評価額も下がっていくわけです。もっとも、長期の価格低迷に負けず、コツコツと積み立て投資を続けたら、10年後には、長いこと苦しんだだけの成果が出ていると思います。インデックスファンドに投資をするのなら、その覚悟が必要だというのを覚えておいてほしいのです。

いま安心して買える、おすすめのファンドはこれ 次ページ

アクティブ運用の投資信託(ファンド)をおすすめする理由

2024年になっても、なかなかインフレは止まりません。また最近、定期預金の金利を上げる銀行が増えています。少しずつ、金利のある世界が戻りつつあるのです。

そして今後、金融緩和バブルがはじけてマーケットが混乱し、株価が急落することがあるかもしれません。

そんなときでも、安心して大事なお金を置いておける場所があります。それが本格的な長期アクティブ運用の投資信託です。

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