大谷翔平、日本人最多175号&日米通算1000安打到達も…ドジャース逆転負け

● ドジャース 7 - 8 パドレス ○
<現地時間4月12日 ドジャー・スタジアム>

ドジャースの大谷翔平選手(29)が12日(日本時間13日)、本拠地でのパドレス戦に「2番・指名打者」でフル出場。4号ソロを含む5打数3安打1打点と活躍したがチームは逆転負けを喫した。先発登板した山本由伸投手(25)は5回3失点と粘投。勝利投手の権利を持って降板したが、今季2勝目はお預けとなった。

山本が1回表に2点を失った直後の1回裏、大谷は一死無走者でパドレスの先発右腕・キングと対戦し、2球目の外角直球を完璧に捉えた。飛距離403フィート(約123メートル)、打球速度107.3マイル(約173キロ)の一撃は左中間席に着弾。この一発でメジャー通算175本塁打とし、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏の日本人最多本塁打記録に並んだ。

5回裏の第3打席は、先頭で左翼線に落ちる二塁打を放ちチャンスメイク。この一打で今後は、日米通算1000安打(NPBで296本、MLBで704安打)を達成した。7-7の同点に追いつかれた直後の7回の第4打席はパドレス・松井との日本人対決。一死無走者で右翼線突破の二塁打を放つも勝ち越し点にはつながらなかった。

同点のまま迎えた9回裏は中飛に倒れ、この日は5打数3安打1打点の打撃結果。1試合3安打は今季2度目となり、打率は.353、OPSは1.098にアップした。

先発登板した山本は、2回までに2本の本塁打を浴び3失点。それでも3回以降は粘り、5回4安打3失点の内容で防御率は4.50となった。2勝目の権利を持ち6回から救援陣にマウンドを譲ったが、7回に元広島のブレイシアが3点を失い試合は振り出しに。山本の今季2勝目は次戦以降に持ち越しとなった。

ドジャース打線は3回までに7点を奪ったが、4回以降はパドレス救援陣に封じられ無得点。延長10回裏はサヨナラの好機を逸し、直後の11回表に決勝点を奪われた。

パドレスは3回までに7点を失うも、4回以降はリリーフ陣が無失点リレー。7回裏に3番手で登板した松井裕樹は、二死一、二塁のピンチを凌ぎ、4試合連続無失点で防御率は1.08に良化した。延長戦では元阪神のスアレスが、最後の4アウトを奪い今季4セーブ目(1勝0敗)をマーク。敵地で競り勝ち勝率を5割に戻した。

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