同じキャストで続編を見たい中国ドラマ10作品―台湾メディア

2024年4月8日、台湾のエンタメ・美容サイトのBEAUTY(美人圏)は、2017年のヒット作「楚喬伝~いばらに咲く花~」以来7年ぶりの共演となったチャオ・リーイン(趙麗穎)とケニー・リン(林更新)主演のファンタジー時代劇「与鳳行」が最終話の配信を終えてもなお人気を継続しており、市場占有率が30%を超えるほどの好評を博していることを受けて、「同作のヒットにより『楚喬伝~いばらに咲く花~』の続編の可能性について再びネットで議論が起こっている」として、同じキャストで続編を見たい中国ドラマ10作品を紹介した。

1作目はチャオ・リーインとケニー・リン主演の「楚喬伝~いばらに咲く花~」で、記事は「総再生回数が500億回の大台を突破した同作は原作小説の半分以上が映像化されていない。続編を見たいという声はネット上で根強く存在するが、オリジナルキャストで続編が制作される可能性はほぼ0だろう。チャオ・リーインをはじめとする同作のキャスト陣は今や引く手あまたの人気俳優となり、ブッキングするのは困難だ。チャオ・リーインとケニー・リンを『与鳳行』で共演させることができただけでも良しとしよう。『与鳳行』には『楚喬伝』をオマージュしたかのような特典映像が満載だ。『楚喬伝』で満たされなかった部分は、『与鳳行』を見て満たそう」と紹介した。

楚喬伝

2作目はリウ・シーシー(劉詩詩)とリウ・ユーニン(劉宇寧)主演の武侠ドラマ「一念関山」で、記事は「群像劇のスタイルで描かれている同作は、各登場人物が非常に個性的かつ魅力満点で視聴者から高い評価を得ていたが、最終話で全員戦死するというバッドエンディングを迎えたことで、視聴者の心をざわつかせた。そのため、続編は難しいが、前日譚となる作品なら可能ではという声もある。最終話配信当時、リウ・ユーニンはウェイボー公式アカウントを通じて、他の出演俳優に向けて「前日譚、演ってみる?」と問いかけたことがある」と紹介した。

一念関山

3作目はユー・シューシン(虞書欣)とワン・ホーディー(王鶴棣)主演の「蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~」で、記事は「22年度の話題作だった同作は、ヒロインの仙女を守るために主人公の魔王が自ら犠牲となって世界を救う結末で、500年後に再会するシーンがラストで1分ほど流れた。視聴者の多くはその続きである魔王と仙女の甘いシーンが見たいのではないか」と紹介した。

蒼蘭訣~エターナル・ラブ~

4作目はチョン・イー(成毅)、ツォン・シュンシー(曾舜晞)主演の「蓮花楼」で、記事は「見た人がさまざまに解釈可能なオープンエンディングを採用している中国ドラマは多いが、その中でも同作の幕の閉じ方は視聴者に余韻を残すほどの良い描き方をしている。同作は猛毒に侵された主人公の元最強剣士・李相夷こと李蓮花が生前整理を終わらせ、ひっそりと身を潜めるという結末で、はっきりと生死が描かれたわけではないが、ネット上では続編ならタイトルは「復活の李相夷伝」、前日譚なら李相夷が天下一の剣士になるまでを見たいとの声がある」と紹介した。

蓮花楼

5作目はユー・シューシンとチャン・リンホー(張凌赫)主演の「雲之羽」で、記事は「23年下半期に話題を集めた同作は、何組かのカップルのストーリーを描く力作だったが、オープンエンディングの結末に多くの視聴者が面食らったことだろう。同作の主演俳優であるユー・シューシンとチャン・リンホーは、『蒼蘭訣~エターナル・ラブ~』でも共演しており、2人が演じる役柄を見て『蒼蘭訣』の不満を解消しようとした視聴者は多かったが、同作でもこの2人の役が良い結末を迎えることはなかった。多くの視聴者は同作の続編でヒロインの消息がどうなったのかを見たいはずだ」と紹介した。

雲之羽

他5作には、レオ・ロー(羅雲熙)とバイ・ルー(白鹿)主演の「長月燼明」、シュー・カイ(許凱)とチャン・ロンロン(張榕容)主演の「霊剣山」、ヤン・ズー(楊紫)とダン・ルン(鄧倫)主演の「霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~」、ヤン・ミー(楊冪)とリー・イーフォン(李易峰)主演の「古剣奇譚」、シャオ・ジャン(肖戦)とワン・イーボー(王一博)主演の「陳情令」が紹介された。(翻訳・編集/原邦之)

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