福島県郡山市の隅越百葉（すみこし・ももは）さん（19）は、タイで開かれたストリートダンスのアジア大会「UDOアジアパシフィックチャンピオンシップ」（4～7日）のバトル部門LOCK（16歳以上）で優勝した。海外大会での頂点は初めてで、「ずっと目標にしてきた。パワフルに踊る持ち味を出せた」と喜んだ。
バトル部門LOCK（16歳以上）には各国の代表約50人が出場。その場で流れた音楽に合わせて即興でダンスし、実力を競った。日本代表として臨んだ隅越さんは予選を勝ち抜き、決勝トーナメントに進出。4戦全勝で1位になった。8月にイギリスで開かれる世界大会への出場権も獲得した。
9歳からダンスを始め、丸10年が経った。結果が出ず、悔しい思いもたくさんしてきたと振り返り、「支えてくれた人のおかげで頑張れた」と感謝した。
福島市の「Dance Studio ViVid」でインストラクターを務め、2歳から中学生までの生徒にダンスを指導している。世界大会を制するのが目標で、「初心を忘れず、挑戦し続ける」とさらなる高みを見据えた。
