難度高い組み木に挑戦 木の殿堂で教室 こいのぼりなど制作

手本(右)を参考に切り出したパーツを組み合わせていく参加者たち=13日、香美町村岡区和池の木の殿堂

 香美町村岡区和池の木の殿堂で13日、五月人形の組み木教室があり、参加者たちは、端午の節句にちなみ、こいのぼりなどをデザインした組み木づくりに励んだ。14日まで。

 技量に応じて2コースが設けられており、初日は同施設の組み木養成講座の受講者など経験者が対象で、6人が参加した。

 参加者たちは、組み木デザイナーの小黒三郎氏が設計した5匹のこいのぼりと男の子がデザインされた五月人形組み木の設計図を貼り付けた厚さ2センチの木版を、電動糸のこぎりを使って慎重に切断。切り出した各パーツを紙やすりなどで磨いた後、特殊な塗料で色を塗り、高さ20センチの組み木を完成させた。

 昨年8月に生まれた孫への初節句の贈り物にしようと奮闘した同町香住区余部のパート、竹内みどりさん(55)は「曲線部分が波を打つようになってしまい、きれいな断面にはならなかった。難しかった」と話していた。

 14日は初心者を対象に開かれる。

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