栃木県、依存症医療機関を倍増へ アルコール、薬物など専門で対応 ギャンブル「治療拠点」も選定

 アルコールや薬物、ギャンブルの依存症対策の一つとして栃木県は13日までに、治療を担う「専門医療機関」を、2029年度までに現在の2倍となる11カ所以上に増やす方針を決めた。専門医療機関は、依存症の外来診療などを行う医療機関の中から県が選定している。ギャンブル依存症に関しては、情報発信や研修機能なども兼ねる「治療拠点機関」が関東で唯一ないことから、本年度内の選定を目指す。相談窓口の周知や各機関同士の連携強化も図り、依存症対策を進める。

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