青森県むつ市の田名部中学校で10日、交通安全教室が行われた。全校生徒約580人が、自転車事故の危険性や交通ルールを守る大切さを学んだ。
スタントマンが、自転車に乗っている際に起きるさまざまなパターンの交通事故を再現。飛び出してきた自転車が車と衝突したり、トラックが左折する際に内輪差で自転車が巻き込まれたりするのを見た生徒たちからは時折悲鳴が上がり、事故の恐ろしさを実感した様子だった。
自転車で通学しているという本田晴丸(きよまる)さん(3年)は「こんな事故が本当に起きたらと思うとぞっとした。教えてもらったことをしっかり守って通学したい」と語った。簗部未優さん(同)は「ルールを守るだけでなく、思いやりを持って車や周りのことも考えないといけないと思った」と話した。
交通安全教室は、全国共済農業協同組合連合会が主催、県警本部が共催した。