12日に開幕した弘前さくらまつり-。最初の週末を迎えた13日、弘前公園は多くの市民や観光客でにぎわった。外堀のソメイヨシノは開花したが園内はまだつぼみ状態。家族連れやカップル、少人数のグループがゆっくりと園内を散策したり出店で飲食したりと、思い思いに楽しんでいた。
好天に恵まれ気温は21.9度まで上がり、園内ではシャツの腕をまくる人や上着を手に持つ人が目立った。園内「四の丸」ではブルーシートを敷いて花見を楽しむグループも多く見られた。
北海道函館市から家族で訪れた石井博子さん(44)は「満開には早かったが、咲いている桜を見つけられてうれしかった。子どもが大きくなったらまた来たい」と話した。
埼玉県の片岡英幸さん(53)は「出店の数も多くて子どもも喜んでいる。今回は少し時期が早かったので、来年こそは満開の桜を見に訪れたい」と笑顔。
露店を営む工藤大治さん(56)は「人が多くて売り上げは順調。車で来ている人が多いのか、ノンアルコールビールがよく売れている。飲食制限なしには本当に感謝。5月5日までと会期が長いので、多めに在庫を仕入れてある」と語った。
名物のお化け屋敷では19日からの営業に向け急ピッチで準備が進んでいた。責任者の男性(67)は「準備は全体の7~8割というところ。建物の中はもう完成した。後は音楽とライト関係だね」と話した。