【ベトナム】グリーン事業の提案相次ぐ、フーイエン省[製造]

ベトナムのミンタックD&L・グリーンハイドロゲン社はこのほど、中南部フーイエン省人民委員会との会合で、グリーン水素・アンモニア製造工場への投資の意向を表明した。韓国のSKグループは、液化天然ガス(LNG)火力発電事業に関心を示した。11日付ダウトゥ電子版が報じた。

ミンタックの工場は南フーイエン経済区ホアタム工業団地に建設し、年産能力は水素4万5,000~5万5,000トンまたはアンモニア25万~30万トンを予定する。アルカリ水電解法とデンマークのトプソー社のアンモニア製造技術を導入する。製品は中国、韓国、日本に輸出し、ゆくゆくは国内市場への供給も視野に入れている。

省人民委のホー・ティ・グエン・タオ副委員長は、同社の提案は新エネルギー分野への投資であり、省が目指す環境に配慮した経済発展の方針に合致していると高く評価した。

SKグループは、LNG火力発電のエコシステムと水産物卸売センター(市場と加工工場)への投資を提案。省側は関連部門に投資家の調査に便宜を図るよう指示した。

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