なぜ冨安INでホワイトOUT? アーセナル地元メディアが疑問視「攻撃の脅威が消えた」「試合を動かすサブでは決してない」

現地時間4月14日に開催されたプレミアリーグ第33節で、冨安健洋が所属するアーセナルは、アストン・ビラとホームで対戦。ゴールを奪えず、スコアレスのまま終盤に突入すると、84分と87分に失点し、0-2で敗れた。この結果、首位陥落。3連覇中のマンチェスター・シティにその座を明け渡した。

5日前のバイエルン・ミュンヘン戦(2-2、チャンピオンズリーグ準々決勝・第1レグ)では出番のなかった冨安は、67分の最初の交代時にベン・ホワイトと代わり、そのまま右SBへ。ゲーム展開的に攻撃での貢献が期待されたが、限られた時間でインパクトを放つことはできなかった。

地元メディア『football.london』はそもそも、この起用法に疑問を呈しており、採点記事で日本代表DFに6点を付けたうえで、次のように指摘した。

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「試合を動かすサブでは決してない。どちらかといえば、水曜日(バイエルンとの第2レグ)を意識しての起用だった。失点には絡まなかったが、アーセナルの右サイドからの攻撃の脅威は、彼がホワイトと交代した時に消えてしまった」

得点が求められる場面で、守備的な冨安を送り込むべきではなかったと感じる一方で、CLの4強入りを懸けた大一番では、重責を担うと踏んでいるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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