シカの侵入場所に防護柵を設置 臨時休園の京都府立植物園、安全確認後に再開園へ

シカが侵入したとみられる場所に再侵入防止の柵を設置する職員たち(15日午前10時24分、京都市左京区・府立植物園)

 14日朝にシカが出没したため、臨時休園となった京都市左京区の府立植物園は、安全確認のため15日午前も引き続き休園とした。訪れた観光客らは休園を知らせる張り紙を見て残念そうに引き返し、職員はシカが侵入したとみられる場所に防護柵をもうけるなど対応に追われた。

 15日午前9時から職員約20人が園内の植物に被害がないか確認し、シカが侵入したとみられる園北東部の柵の下に鉄のくいを打ったり、高さ約180センチの木製の柵を設置したりした。

 近くから訪れた主婦の井田由希子さん(46)は「チューリップが見頃なので来たのですが残念。シカの食害がなければいいのですが」と心配そうに話していた。

 園によると、安全が確認された場合、午後にも再開園するという。

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