“得意の形”で切り拓く! 相馬勇紀が今季3得点目…現地メディアも大絶賛「日本人のスターが誕生した」

14日に行われたリーガ・ポルトガル Betclic第29節ポルティモネンセ戦に先発出場したカーザ・ピアの日本代表MF相馬勇紀が、今シーズン3得点目を記録した。

今シーズンは2度の指揮官交代を経て、現在チームを率いるゴンサロ・サントス監督の下では、プレータイムが減少している相馬。それでも今節、約2カ月ぶりの先発出場となった中で、勇ましいプレーで存在感を発揮した。左シャドーに入った同選手は、34分に大外で相手選手と対峙する“得意の形”を作ると、鋭いカットインで守備網を切り拓き、最後はペナルティエリア内から右足のシュート。ボールは相手DFに当たったものの、GK中村航輔が守るゴールを揺らした。

0-2のスコアから反撃の狼煙となる1点を決めた後、同点で迎えた75分には、相手ディフェンスラインの背後に抜け出し、右足を振り抜く。中村の手の届かないコースを狙った素晴らしいシュートだったが、惜しくもポストに嫌われた。相馬は80分までプレーし、2点ビハインドからの勝ち点1の獲得に大きく貢献している。

試合は2-2のドローに終わったものの、相馬に対する現地メディアの評価は軒並み良いものに。『ア・ボラ』は、チーム最高評価となる『7』を与え、『ソウマはポルティモネンセ守備陣の頭痛の種だった」と驚異になっていたことを強調。また『MAISFUTEBOL』は、「少し前に、ポルティマン(本拠を置く街)には足跡を残した日本人選手、ショウヤ・ナカジマがいた。彼はもういなくなってしまったけど、今日、アルガルヴェ地方に再び日本人のスターが誕生した。フィールド上で最高の選手だった」と大絶賛している。

名古屋グランパスでプロデビューを飾って以降、ことあるごとに勝負所で結果を出してきた相馬だが、この活躍を境に主力に返り咲くのだろうか。なお同試合、ポルティモネンセに所属するMF福井太智は82分まで出場、MF川﨑修平はベンチ外となっている。

【動画】“得意の形”で切り拓いた相馬勇紀

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