スーパー「ユニバース」(青森県八戸市)などを傘下に収める「アークス」(札幌市)は15日、2024年2月期(23年3月~24年2月)の連結決算を発表した。ユニバースの売上高は前期比7.4%増の1406億7300万円、経常利益は17.2%増の60億7300万円でともに過去最高となった。
営業利益は17.3%増の58億2900万円、純利益は19.7%増の43億900万円で、いずれも過去2番目の水準だった。
アークスグループの連結決算は売上高が前期比4.5%増の5915億5700万円で過去最高に。営業利益は13.5%増の168億3100万円、経常利益は12.1%増の184億3900万円でともに過去2番目、純利益は18.3%増の117億6600万円だった。
グループ全体では、物価高による節約志向が続く中でも品ぞろえや商品の鮮度、価格が支持され、客単価が上昇した。ユニバースにも同様の傾向が見られた上、客数も増えるなど堅調だった。
同グループの25年2月期連結決算は売上高6130億円、営業利益173億円、経常利益188億円、純利益116億円を見込んでいる。
アークスは同日の取締役会で、横山清社長(88)が代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)に就く人事を内定した。後任の代表取締役社長兼最高執行責任者(COO)には、子会社のラルズ代表取締役社長COO兼営業本部長の猫宮一久取締役執行役員(63)が就任する。5月28日の株主総会と取締役会で正式に決定する予定。