経験を力に、来季こそ V1女子アランマーレ、酒田でリーグ報告会

2023~24年シーズンを総括したプレステージ・インターナショナルアランマーレのリーグ報告会=酒田市、ル・ポットフー

 バレーボールVリーグ女子1部(V1)のプレステージ・インターナショナルアランマーレが15日、2023~24年シーズンのリーグ報告会を酒田市のル・ポットフーで開いた。レギュラーラウンド、カップ戦ともに全敗という厳しい結果に終わったものの、北原勉監督は「何物にも代えがたい経験を得た。着実に技術力は上がったと実感している」と語るとともに、多くの応援に感謝した。

 北原監督と全選手が登壇し、酒田市やパートナー企業などの関係者約30人に報告した。運営母体プレステージ・インターナショナルの玉上進一社長らのあいさつに続き、北原監督が「シーズン序盤は10得点台にとどまる試合が続いたが、終盤には強豪相手にフルセットまで粘るなど着実に技術力は上がった」と振り返った。5月の全日本男女選抜大会に出場することが決まったことを受け「しっかりと爪痕を残す」と誓った。

 木村友里主将は「勝利を待つ皆さんの期待に応えられなかったことが悔しい」とし「来シーズンこそ期待に応えられるよう、組織力を高める」と意気込みを語った。

 席上、西尾博樹ゼネラルマネジャーは、ホームゲーム総入場者数が前年の約1.7倍に増えたことや、来季から新たに始まるトップリーグ「SVリーグ」への参入可否が17日に決定することなどを報告した。

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