【早出し】桜の下で抜刀術演武、勇壮な技を披露 中山・お達磨の桜公園

桜の木の下で抜刀術が繰り広げられた=中山町・お達磨の桜公園

 中山町のお達磨(だるま)の桜公園で開催中の「桜まつり」のイベントとして14日、抜刀術演武が行われた。見頃を迎えた桜の木の下で勇ましい技が繰り広げられ、多くの来場者が拍手を送った。

 戸山流居合道連盟の信武館をはじめ、山形木口道場、美剣乃(みつるぎの)会といった山形市の道場や東京からも関係者が出演した。よろい姿で登場するなど迫力十分で、直径15センチほどの巻きわらをセットし、下から切り上げたり、空中で再び切りつけたりする技を披露した。

 同公園はソメイヨシノやシダレザクラが満開となり、花見客が集まって緊張感漂う演武に見入っていた。信武館の館長・須貝茂信さん(74)=中山町達磨寺=は「抜刀術の魅力は集中力を養えること」と笑顔で話した。

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