美しい古里を次世代に 緑の募金運動、山形で出発式

メッセージを披露する園児=山形市・やまぎん県民ホール

 県内の緑化事業の推進に役立てる「緑の募金」運動の出発式が15日、山形市のやまぎん県民ホールで行われた。新型コロナウイルス禍で自粛していた街頭募金活動を5年ぶりに再開し、関係者が善意を募った。

 主催者「やまがた森林(もり)と緑の推進機構」の今井敏理事長は昨年度の募金額が2021万円に上ったとし、「次世代の子どものために緑があふれ美しい古里を引き継いでいきたい」とあいさつした。キンダーこども園(山形市)の年長児27人が「大好きな山形を豊かな緑ときれいな花でいっぱいにしましょう」とメッセージを披露し、協力を呼びかけた。

 出発式後、JR山形駅の東西自由通路で今井理事長らが街頭募金活動を行った。集めた善意は森林整備などに活用される。募金箱を県庁など各地に設置している。

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