YOASOBI、世界最大級のフェス〈コーチェラ〉にて単独ステージを敢行 熱狂的なライヴで観客を魅了

“小説を音楽にするユニット”YOASOBIが、現地時間4月12日(金)アメリカ・カリフォルニアで開催された世界最大級のフェス〈Coachella Valley Music and Arts Festival〉にて単独ステージを敢行しました。

昨年8月に出演をした〈88rising's Head in the Clouds LA Music & Arts Festival〉に続き、自身2度目のアメリカでのライヴ。満を持して臨んだ初の〈Coachella〉の舞台では、冒頭“We are YOASOBI from JAPAN!!”というikuraの言葉と共に、ストリーミング累計再生回数10億回を突破したデビュー曲「夜に駆ける」で幕を開け、一気に会場のボルテージを引き上げました。そして「たぶん」では、会場全体のオーディエンスがライトを灯した一体感のある演奏を行い、「勇者」「怪物」でのバンドの力強いパフォーマンスにて会場を湧きたてます。〈Coachella〉初出演とは思えないエネルギー溢れる演奏で、終始大きな歓声や日本語での合唱を生む熱狂的な45分間のステージをやり遂げました。

そしてYOASOBIは、〈Coachella Valley Music and Arts Festival〉にて、4月14日(日)にもアジアにルーツのあるアーティストたちの世界進出をサポートする音楽レーベルであり、アジアのカルチャー・シーンを世界に発信するアメリカのメディアプラットフォーム“88rising”のステージ「88rising Futures」へも出演。4月19日(金)には再度単独ステージも予定しています。

加えて、チケットは販売から30分で完売となった待望のアメリカ単独公演を、4月18日(木)にロサンゼルス、21日(日)にサンフランシスコで予定しています。これからのアメリカでのYOASOBIの活躍にも是非ご注目ください。

[ライヴ・レポート]
アメリカ・カリフォルニア州インディオ、現地時間20時。太陽が照りつけた昼間とは打って変わって、日が沈み少し冷え込む砂漠地帯特有の気候の中、巨大なテントに覆われたMOJAVEステージに、YOASOBIの出番を心待ちにする熱心なファンが早足で詰めかける。

2019年10月、YOASOBIがそのデビュー曲「夜に駆ける」をYouTube上で発表してから4年半。パンデミックが世界を覆い尽くし、ライブというエンタテインメントそのものの存続が危ぶまれた2020年代前半も、彼らはその音楽で新たな地平を切り拓き続けてきた。日本国内でさまざまな実績を積み重ねながら活動を続けるうち、その勢い、楽曲は次第に海外にも轟き始める。

YOASOBIの初海外ライブは2021年12月、インドネシアでおこなわれたフェスティバル“HEAD IN THE CLOUDS”だ。アジアのカルチャーシーンを世界中に発信するメディアプラットフォーム・88Risingが主催するこのフェスでのYOASOBIライブの盛り上がりは、SNSを通じて広く世界に拡散され、昨年8月にロサンゼルスで開催された同フェスでもYOASOBIは現地で大きな熱狂を巻き起こした。

そこから6ヶ月、世界最大級の音楽フェスティバルと名高いコーチェラの舞台にとうとうYOASOBIが姿を現した。スポーティーな衣装に身を包んだコンポーザーのAyase、ボーカルのikura、バンドメンバーの4人。“We are YOASOBI from JAPAN!!”堂々たるikuraの宣言と共に、「夜に駆ける」からYOASOBIのCoachella初パフォーマンスが幕を開けた。累計ストリーミング回数10億回を誇る彼らの代表曲で、集まったファンは一気に沸き立つ。続く「祝福」ではikuraの煽りに合わせて拳が突き上がり、重厚なビートが地面を揺らした「セブンティーン」でその熱はますますヒートアップ。

「Do you know Pokemon??」というコールも会場を盛り上げた『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』インスパイアソング「Biri-Biri」はコーチェラのオーディエンスを軽快に踊らせる。この振れ幅もまたYOASOBIの持ち味だ。

アジアを起点にTikTokでグローバルなバズを巻き起こした「たぶん」では、ikuraの呼びかけに応じて会場の奥までスマートフォンのライトが揺れ、国籍を問わず音楽で一つになれるこのフェスティバルの醍醐味を感じさせる。「勇者」「怪物」ではバンドのアグレッシブなプレイがパフォーマンスを引っ張り、続く「群青」の大合唱にはステージ上のAyase、ikuraもひときわ感慨深そうな表情を見せた。

ラストは2023年、Billboardグローバルチャートでも目覚ましい実績を記録した「アイドル」。イントロが鳴るやいなやこの日一番の歓声が巻き起こり、激しいコールと演奏の相乗効果で会場の熱気も最高潮に。駆け抜けるように歌い切り、YOASOBI初めてのコーチェラは幕を閉じた。

YouTubeでも生配信されたこのステージ。コーチェラの大舞台でも自分たちらしく、まっすぐに音楽を届けたYOASOBIの勇姿は、多くの日本のオーディエンスの心を打ったことだろう。YOASOBIはこの勢いのまま、4月18日にロサンゼルス、4月21日サンフランシスコで自身初となるアメリカでのワンマンライブを敢行する。両会場ともチケット販売開始から30分で完売したという期待値の高さを、彼らはきっとまたそのパフォーマンスで超えてくるに違いない。

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