コンテンポラリー・ジャズ・バンド“QUIN’ KRANTZ”、インスト・ナンバーのみで勝負した新作を発表

愛知・名古屋発の5人組コンテンポラリー・ジャズ・バンド、QUIN’ KRANTZ(クインクランツ)が、3rdアルバム『Lead』を4月17日(水)にリリースします。

QUIN' KRANTZは、リーダーの伊藤寛哲(g / 作曲)をはじめ、三輪一登(sax)、林祐市(p)、出宮寛之(b)、木村紘(ds)で構成。2016年9月にリーダーの伊藤が“Hirosato Ito quintet”として始動し、2017年11月レコーディングを機会にQUIN’ KRANTZに改名。2018年4月15日には1stアルバム『QUIN’ KRANTZ』を発表。全国誌『Jazz Japan』、『Jazz Life』などで紹介され高い評価を得ました。

2020年に2作目『Conviction of Faith』発売直後、新型コロナウイルスの世界的大流行が起こり、バンドはその影響で今は無き名古屋ブルーノートや横浜モーションブルーを含むリリース・ツアーの中止を余儀なくされました。本作『Lead』は、再起をかけてコロナ禍の中で書き下ろされた楽曲のみで構成し、ゲスト・ヴォーカルなどは一切迎えずインストゥルメンタル・ナンバーのみを収録。収録楽曲の半分以上をギターが中心となるイントロで始めギターアドリブも多く採用、ギタリストリーダーらしいアルバムとなっています。

tr3「Breakthrough the Clouds」、tr9「Feature & The Past」では新たにガットギターを採用し、アコースティックなサウンドの幅を広げ、tr1「Alive」、tr4「Alfa Red」では、ドライブ・サウンドを積極的に取り入れ、勢いをつけることによりアルバムを通して緩急のメリハリがはっきりした作品に。メンバー唯一の東京を活動拠点におく木村紘のドラミングも存在感を放ち、tr4「Alfa Red」など、ドラムソロを含んだナンバーでは白熱したプレイを展開。tr6の表題曲は、困難な世界を音楽が“導いてくれること”を願った叙情的なバラード・ナンバーで、アルバムを通して逆境に立ち向かい道を切り開いてく開拓者をイメージした作品に仕上げています。

QUIN' KRANTZは、4月12~14日の〈6周年&3rdアルバムリリース記念東海ツアー〉を終えたばかりですが、8月21日(水)~23日(金)には関西ツアーを控えています。8月22日(木)は大阪・Take Five、8月23日(金)は愛知・Star Eyesが決定。詳細は、QUIN' KRANTZのオフィシャル・サイト、および伊藤寛哲の公式Xなどをご確認ください。

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