「天空の鳥居」付近の山道でもグレーチング盗難 三豊市で今月20枚以上・推定約40万円の被害【香川】

「グレーチング」と呼ばれる側溝にはめる金属製の蓋が盗まれる事件が、全国で頻発しています。香川県三豊市でも、被害が相次いでいます。何のために盗むのか…警察が犯人の行方を追っています。

案内されて向かったのは、「天空の鳥居」で知られる高屋神社付近の三豊市内の山道です。ここで、盗難事件が起きたといいます。

(三豊警察署 池本雅樹 生活安全課長)
「このコーンがあるところですね、近場の範囲だとこの場所と、もう一か所上にあります。何か所か盗ったら移動して、また盗っている状況だと思います」

狙われたのが、金属でできた「グレーチング」と呼ばれる側溝の蓋です。この場所では50メートルほどの距離の間に少なくとも7枚が盗まれました。

「ここと2か所、多分同じ時期の犯行だと思います」

今月に入って、三豊市内の市道などでグレーチングの窃盗が4件、相次いで発覚しました。盗まれたのは20枚以上。市が管理する場所だけでも被害額は推定で約40万円にのぼります。グレーチングは金属製ということもあり、鉄素材としての換金目的と見られています。

(小寺記者)
「三豊鳥坂ICを降りてすぐの道路でも被害が出ています。すでに修繕されていますが、グレーチングが抜けていた場所に車がタイヤを落とす事案がおきました」

道路を横切る溝のふたが突然なくなり、重大な事故にもつながりかねませんでした。ドライバーにも注意を呼びかけています。

(三豊警察署 池本 雅樹 生活安全課長)
「人気の少ないところ、作業していても分からない場所で犯罪が起きている。もしかしたらまだ見つかっていない場所もあるかもしれないので、注意が必要です」

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