鹿児島市中央町の共研公園で、アメリカヒトツバタゴの花が見頃を迎え辺りに甘い香りを漂わせている。時折青空がのぞいた16日は雪のような白い花が青葉に映え、運動やピクニックで訪れる人々の目を楽しませていた。
ヒトツバタゴは「なんじゃもんじゃ」の愛称でも知られ、花言葉は「清廉」。花は中心部が薄桃色で、長さ2センチほどの細く白い花弁を開かせる。公園の一角にある高さ約7メートルの木では、白い花が枝や葉を覆い隠すように咲き誇っていた。
公園の近くで飲食店を営む張本淳平さん(29)は、「桜が色づくと同時に新芽が出た。ここ5日ほどで花が咲いて、木全体が一気に真っ白になった」と笑顔で話した。