オールスター選出6度を誇るブレイク・グリフィンが35歳でNBA引退を表明

4月17日(現地時間16日)。2010年代を代表するパワーフォワードの1人、ブレイク・グリフィンが自身のインスタグラム アカウントでNBA引退を表明した。

オクラホマ大学出身のグリフィンは、206センチ113キロという屈強な肉体と驚異的な身体能力を兼備した選手として知られ、2009年のドラフト全体1位でロサンゼルス・クリッパーズから指名されてNBA入り。

2009-10シーズンをヒザのケガのため全休した男は、翌2010-11シーズンに満を持してデビューを飾り、豪快なダンクを連発して話題をさらった。平均22.5得点12.1リバウンド3.8アシストを残して新人王に輝いただけでなく、ルーキーシーズンから5年連続でオールスターに選出。

一躍リーグ有数のパワーフォワードとなったグリフィンは、クリッパーズ、デトロイト・ピストンズ、ブルックリン・ネッツに所属し、昨シーズンはボストン・セルティックスでプレーしたものの、2023-24シーズンはNBAチームと契約せず、プレーしていなかった。

キャリア13シーズンでオールスターへ6度、オールNBAチームに5度選ばれたほか、2011年のオールスターではスラムダンクコンテストを制し、破壊力満点のダンクで何度もハイライトシーンを彩った。

NBA入りから最初の約9シーズン(実働約8シーズン)に所属したクリッパーズでは、クリス・ポール(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)やディアンドレ・ジョーダン(現デンバー・ナゲッツ)らと“ロブシティ・クリッパーズ”として活躍し、2012年から2017年にかけて6年連続でプレーオフへ進出。

通算1万863得点とフィールドゴール成功4161本、フリースロー成功2397本は球団史上2位、4686リバウンドと出場1万7706分は同3位、2133アシストでは同5位と、クリッパーズを代表する選手として活躍してきた。

「リーグで過ごした14年間で得たすべての経験は、非常に忘れられないものであり、感謝の気持ちを感じずにはいられません」と綴っていた35歳のグリフィン。10年以上もの長い間、NBAという世界最高のプロバスケットボールリーグで活躍を続けてきた男には「お疲れさまでした。そしてありがとう」と感謝したい。

【動画】グリフィンのキャリアトップ30プレー集!

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