サッカー=長谷部誠が今季限りで引退発表、元日本代表主将

[17日 ロイター] - サッカーのドイツ1部ブンデスリーガのアイントラハト・フランクフルトに所属する元日本代表主将の長谷部誠は17日、今季限りで現役を引退することを発表した。

記者会見を開いた長谷部は「チームのラストスパートに集中したいのできょう発表している。みんな6位を確保したいと心から思っているし、来季はソファに座って、欧州でのアイントラハトの活躍を観戦したり、ファンと共に遠征してスタンドから試合を見たい」とコメント。

また「難しい決断だったが、良いタイミングだと思う。40歳になって回復に時間がかかるようになったし、精神面のこともある。22年間、プロサッカー選手をやってきたので、今は少し変な感じもするが、自分の決断を後悔することは恐れていない」と心境を明らかにした。

フランクフルトについては「永遠に忘れられない瞬間がたくさんあった。ここに来た初日から幸せで、フランクフルトは私の第2の故郷になった」と振り返った。引退後もクラブに残り、指導者の道を目指すという。

Jリーグの浦和でプロキャリアをスタートさせた長谷部は、ウォルフスブルク、ニュルンベルクを経て2014年からフランクフルト(全てドイツ)でプレー。日本代表では114試合に出場し、長年にわたって主将を務め、ワールドカップには3大会連続出場した。

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