5月31日、あづま球場で楽天戦 福島県内5年ぶり1軍公式戦

内堀知事に1軍公式戦の本県開催を報告した銀次さん(左)

 プロ野球の楽天を運営する楽天野球団の森井誠之社長らは17日、県庁に内堀雅雄知事を訪ね、本県で5年ぶりの1軍公式戦を5月に行うことを報告した。森井社長は新型コロナウイルスの感染拡大以降、本県で初の公式戦になることに触れ「選手はやる気に満ちあふれている。期待してほしい」と語った。

 昨年限りで現役引退し、現在は球団アンバサダーを務める銀次さんが内堀知事に名前入りのユニホームを手渡した。内堀知事は、楽天が2013年に日本一に輝いたことが「東北、日本全体の力になった」とした上で「スポーツ、楽天の力を福島に広げてほしい」と激励した。

 楽天野球団は球団創設20周年の今季、東北各県で1軍公式戦を行う。1シーズンに6県全てで公式戦を行うのは初めて。本県では5月31日、福島市のあづま球場でヤクルトと対戦する。同市開催は15年ぶり。一行は同日、福島市役所も訪れ、木幡浩市長に報告した。

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