まるで春色のじゅうたん 市貝でシバザクラが満開 28万株咲き誇り甘い香り

じゅうたんのように園内を彩るシバザクラ=18日午前10時35分、市貝町見上

 栃木県市貝町見上(みあげ)の町芝ざくら公園でシバザクラが見頃を迎えている。濃淡のピンクや白、紫などの花々が約1万8千平方メートルで満開となり、訪れた観光客を楽しませている。

 近年は春先が暖かく開花が早まっていたが、今年は3月下旬の寒さの影響もあり例年通りの開花に戻ったという。18日は緩やかな斜面に植えられた約28万株が咲き誇り、花の甘い香りが一面に漂っていた。

 妻、娘と観賞に訪れた真岡市さくら、サービス業小薬光(こぐすりひかる)さん(65)は「毎年訪れているが、今年は赤い花が例年より鮮やか。展望台からの眺めは、いつ来ても楽しめます」と満喫した様子だった。

 入園料は中学生以上500円。30日まで「芝ざくらまつり」が開催されており、そばやアイス、ピザなどの模擬店の出店やステージイベントなどもある。

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