復興願い鐘突き 富山県氷見市で「ごんごん祭り」

歯を食いしばりながら、重さ55キロの丸太で鐘をつく参加者=上日寺

 富山県氷見市朝日本町の上日寺のごんごん祭り最終日を飾る「ゴンゴン鐘つき大会」が18日開かれ、参加者が能登半島地震からの復興を願いながら重さ55キロの丸太で鐘を鳴らした。

 今回は「がんばろう!氷見」がテーマ。一般の部は県内をはじめ、秋田や東京などから12~73歳の27人が参加。1分間で突いた鐘の回数や音色を競った。

 回数部門は氷見市の姉妹都市・静岡県島田市の会社員、吉田智さん(57)が新記録の133回を突き、連覇を達成した。「氷見のことを心配していた。復興を願うことしかできないが、氷見市民が元気を出してくれたらうれしい」と話した。

 音色部門は氷見市谷屋の斉勝康寛さん(41)が連覇。審査員特別賞には最年少出場の同市西條中1年の萩野智君が選ばれた。約20キロの丸太を使った女性・子どもの部もあった。大会は市が主催し、市観光協会が主管した。

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