米、いかなる対イラン作戦にも関与せず 緊張緩和に尽力=国務長官

[カプリ(イタリア) 19日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は19日、イスラエルがイランに反撃したとの報道について、米国は中東地域の緊張緩和に尽力しており、いかなる攻撃作戦にも関与していないと述べた。

イランのファルス通信は、中部イスファハン州の空港で爆発音が聞こえたと報道。関係筋はイスラエルがイランに対する攻撃を開始したとしていた。

これについてブリンケン長官はイタリア南部のカプリ島で開かれていた主要7カ国(G7)外相会合後の記者会見で「米国はいかなる攻撃作戦にも関与していない。このほかに何も言うことはない」とし、G7声明で示された通り、緊張緩和に向けた取り組みを重視していると語った。

イタリアのタヤーニ外相はブリンケン氏の会見の直前に行われた別の記者会見で、米国は直前に通知を受けていたと述べたが、詳細については明らかにしていない。

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