商品券に2000人並ぶ 金沢・武蔵など6商店街 「能登の食材買って貢献」

商品券を求めて列をつくる人=20日午前9時50分、金沢市の金沢エムザ前

  ●1万円で1万4000円分

 金沢市武蔵地区など6商店街は20日、1万円で1万4千円分の買い物ができるプレミアム商品券を販売した。販売会場の一つとなった金沢エムザには一時約2千人が並んだ。能登半島地震で落ち込んだ消費や能登の復興につなげようと、購入した人は早速、商品券を使って買い物を楽しんだ。

 商品券は千円券14枚つづりが1セットで、20日は1万7千セットが用意された。金沢エムザでは午前5時すぎから購入希望者が並び始め、午前10時の販売開始を30分前倒しした。

 1人あたり上限の5セットを購入した団体職員の奥野美和さん(52)=金沢市不室町=は「4千円の上乗せは魅力的だ。エムザで能登の食材を買って能登に貢献できたらいい」と笑顔を見せた。

 横安江町コミュニティセンターいちょう館、鳴和商店街太陽めがね、尾張町町民文化館にも販売会場が設けられ、列ができた。

 尾張町、玉川町通り、鳴和、彦三、武蔵、横安江町の各商店街が合同で企画し、加盟店で8月31日まで利用できる。21日は午前10時から金沢エムザで3千セットを販売する。

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