地震発生時にやってはいけないNG行動6つ!助かるための正しい知識

突然襲い掛かる地震…家族や自分の身の安全を確保して

いつ襲い掛かるかわからない大きな地震。日本は地震大国と言われている通り、どの地域に住んでいても大きな地震に見舞われる可能性があります。大きな地震が発生した時のことを考えると、まずは自分と家族の身の安全を確保したいですよね。

自分や家族の身の安全を確保するためにも、あらかじめ地震発生直後にとってはいけない行動を把握しておきましょう。二次災害を防ぎ被害を最小限に留めることで、身の安全を確保する行動を優先してください。

地震がきた時に絶対してはいけない行動6つ

地震の大きな揺れは恐ろしく感じますが、それ以上に恐ろしい事態が二次災害の発生です。被害を拡大しないためにも、やってはいけない行動を把握しておきましょう。

1.火をつける

地震が夜間に起こった場合、地震の衝撃によって停電してしまう事態も想定されます。その際、まず周囲の状況を確認するためにライターやろうそくの火で状況を確認しようと考える人も多いでしょう。

しかし、大きな地震が起こった際は、何らかの理由でガス漏れが起こる可能性が想定されます。火をつけてしまうとガスに引火して、火災につながるリスクがあるので、周囲の状況把握は懐中電灯やスマホのライトを使いましょう。

2.裸足で家の中を歩く

家の中には、思いのほか割れ物や突起物が多いものです。

  • 割れた食器類
  • 額に入った絵や写真
  • 照明器具
  • 鉢植え
  • 画びょう
  • 年数が経ってもろくなったプラスチック類など

高い場所から落下して破損したものほど、広範囲に割れた際の破片が飛び散りやすくなります。災害が起こった直後に家の中を裸足で歩くと、怪我をするリスクが高まるので気をつけましょう。

3.電気をつける、ブレーカーを上げる

地震が起こるとブレーカーが自動で落ち、電気が通らなくなります。これは、通電火災を防ぐための共通システムです。

「早く状況を確認しなければ」と、災害発生直後にブレーカーを上げたり、ブレーカーが落ちていないからといって電気をつけてしまうと、実は火災の原因になることも。

地震が起きたら、まずは電気機器のプラグをコンセントから抜いて、火事を防ぐ行動をとってください。

4.焦っていろんな人に電話をかける

災害発生直後は、親族や家族、大切な友人に電話をして身の安全を伝えたくなりますよね。しかし、災害が起こって数日間は電話の回線がパンクに近い状態になるため、思うように連絡が取れないことが大半です。

生死にかかわる連絡のやり取りの妨げになる恐れもあるので、不要な連絡はなるべく控えてください。どうしても連絡が必要な場合は、災害用伝言ダイヤルや公衆電話などを活用しましょう。

5.一人で救助活動を行う

家族や大切な人ががれきなどの下敷きになったら、まずは助けを呼んでください。一人で救助活動をすると、救助する相手にさらなる深手を負わせたり、自分も怪我をする恐れがあります。

小さながれきを取り払えば救助できるような状況でもない限り、緊急連絡先に救助を要請し、救護や応援を待つのが無難です。

6.エレベーターや車で避難しない

エレベーターは電気で動いているため、避難時に使用すると中に閉じ込められてしまうかも可能性があります。そのため、避難する際は階段を使いましょう。

また、津波などの危険性がある大きな地震が起こると、より早く遠くへ行ける車を使おうと考える人も多いでしょう。しかし、同じような考えを持つ人も多いため、車が渋滞することが予想されます。

渋滞してしまうと、当然ながら避難が遅れてしまいます。緊急車両の邪魔になったり逃げ遅れたりする原因となるため、車はなるべく使わずに最寄りの高台やビルなどに避難してください。

自分や家族の命を優先!命を守るためにすべき行動とは

地震発生時には、まず命を守る行動を咄嗟の判断で取れるかが重要です。地震発生から避難開始までの間に取るべき行動を把握しておきましょう。

  • 地震発生時、机などの下に入って落下物から身を守る
  • 地震がおさまったら、ブレーカーを落としてガス栓を閉める
  • 脱出できそうな出入口を確保
  • 避難袋を持って外に出て、家族の安否と避難情報を確認
  • 近所の人と助け合いながら安全な場所へ避難する

災害用の避難袋と懐中電灯は、玄関やリビングなどすぐに持って出られる場所に置いておきましょう。室内に使わなくなった靴やサンダルを一足置いておくと、災害時、床に割れたガラスなどが散乱していても怪我を負わずに避難できますよ。

地震発生直後は自分や家族の身を守る最善の行動を

地震が起きたときは、まず自分や家族の身を守り、冷静に行動することを心がけてください。パニックになりやすい状況なので、やってはいけない行動を事前に把握しておき、二次災害を起こさないように行動しましょう。

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