バスケットボールBリーグ2部(B2)東地区の福島ファイヤーボンズは20日、ホームの円谷幸吉メモリアルアリーで同地区の山形ワイヴァンズに88―69で勝利し、3連勝とした。通算成績は24勝35敗。順位は東地区7チーム中5位。
福島は21日も同会場で山形とのレギュラーシーズン最終戦に臨む。午後1時半開始予定。
【経過】福島は第1Qでキングが21得点を挙げ、15点差をつけた。第2Qは点の取り合いとなり、14点リードで折り返した。第3Qは一時8点差に詰め寄られたが、菅野の3点シュートなどでリードを保った。第4Qは9本のシュートで点差を広げ、19点差で勝利した。
キング君臨、自賛の38点
福島のテレンス・キングは、38得点を挙げるキャリアハイの活躍で勝利に導いた。「序盤から自分たちのやりたいプレーができた」と納得の表情を浮かべた。
第1Qから果敢にゴールを狙った。田渡凌や土家大輝らからパスを受けると、次々とインサイドでシュートを決めた。味方のディフェンスリバウンドから豪快なダンクも披露、10本のシュートで序盤からチームを勢いづけた。
これまで成功率の低かった3点シュートは5本のうち4本を決める絶好調ぶりで、キングは「今週は練習したおかげで調子が上がっている。自信を持って打つことができた」と手応えを口にした。
次は今季最終戦だ。福島はプレーオフ進出を逃したが、チーム一丸となって最後まで勝利にこだわり戦い抜く覚悟だ。キングは「きょう以上のプレーをして最終戦を締めくくりたい」と活躍を誓った。 (高橋由佳)