愛南の住民団体が「すみっこ工房」開設 講演やカフェ・物販展開 四国の隅から地域活性化を

新たな地域活性化拠点として愛南町内に整備された「すみっこ工房」

 過疎・高齢化が進む愛媛県最南端の町から持続可能な地域づくりを目指そうと、愛南町の住民団体が地域活性化拠点「すみっこ工房」(同町城辺甲)を開いた。古民家を改修したコミュニティースペースで、団体は「日替わりカフェの営業や手芸品の販売など自由に利用してもらい、人と人のつながりを生んでいきたい」と力を込める。

 すみっこ工房は、同町で材木商だった木村家の旧邸で、趣のある築55年の木造2階建て日本家屋。2022年から空き家となっており、有効活用を願う町民有志が23年夏に一般社団法人「すみっこ工房」(久米万利子・増本園共同代表)を立ち上げて譲り受け、寄付や国・県の補助金を使って改修した。

オープンを記念して開かれた講演会

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