西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

松井稼頭央監督(C)日刊ゲンダイ

あっという間にどん底に転落である。

昨季5位からの巻き返しを図る西武。開幕から3カード連続勝ち越しで、スタートダッシュを決めたかと思いきや、よかったのはそこまで。9日のロッテ戦から1勝9敗。あっという間に単独最下位に転落した。

なにせ、チーム打率.214はリーグ最下位。投手陣もしびれを切らしたのか、ほんの一週間前まで1点台だったチーム防御率も、現在は4位の2.69に悪化した。

これには松井稼頭央監督(48)も頭が痛いだろうが、球団OBは「昨季から低迷しているのは指揮官の責任も少なくない」と、こう続ける。

「松井監督は辻前監督時代の2019年から21年まで3年間、二軍監督を務め、22年はヘッドコーチ。西武の野手は、期待はできても計算が立たない中堅や若手ばかり。スポット的には活躍しても、それが長続きしない。規定打席到達者3人はリーグ最少。そのうち、打率1、2位のツートップは源田の.246と外崎の.243です。若手が一向に育たず、源田と外崎以外は取っ換え引っ換えせざるを得ない。『二軍で誰を育てた?』という話ですよ」

主に「1番・中堅」で活躍した秋山(現広島)がメジャーに移籍した20年以降、1番打者に定着した選手は皆無。これは辻前監督の責任も大きいが、松井監督だって無関係ではない。(つづく)

◇ ◇ ◇

フロントの責任も看過できない。ただでさえ西武はFA選手の流出が多く、特に野手の助っ人はからっきしだ。

関連記事【続きを読む】…では、フロントの体たらくについて詳しく報じている。

© 株式会社日刊現代