F15の部品落下4件 小松基地、被害なし  10月~3月

 航空自衛隊小松基地は23日、昨年10月1日~今年3月31日に基地のF15戦闘機から訓練中に部品落下4件があったと発表した。いずれも被害は確認されておらず、部品は見つかっていない。

 基地によると、基地と日本海上空を往復したF15Jから、昨年10月3日に垂直尾翼の重りを固定する合金製ボルト(直径12ミリ、長さ14ミリ、重さ6グラム)、同24、26日にいずれも燃料タンクの銘板であるアルミニウム製プレート(縦80ミリ、横125ミリ、厚さ1ミリ、重さ22グラム)が落ちた。

 2月1日には、基地と千歳基地を往復したF15DJから、前脚タイヤのホイールカバーを支える合金製リング(直径110ミリ、幅2ミリ、重さ11グラム)が落下した。

 村上博啓司令は「周辺住民に心配をかけ、大変申し訳ない。引き続き、入念かつ確実な点検を継続し、飛行安全に万全を期す」とコメントした。

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