静岡県知事選挙への動きが一気に活発化 大村氏は「自民党浜松」と面会 鈴木氏は「元同僚」から学ぶ

5月9日の告示が迫るなか、静岡県知事選挙に向けた立候補予定者の動きがより一層活発化しています。

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大村さんは推薦をめぐり、対応が注目された自民党浜松のもとへ。鈴木さんはかつての同僚で一時は知事選への出馬も取りざたされた渡辺周衆議院議員と面会しました。

<大村慎一氏>
「よろしくお願いします」

4月23日正午ごろ、浜松市役所に姿を見せたのは大村慎一さん。自民党浜松の市議会議員らにあいさつをするためです。

自民党浜松をめぐっては、鈴木康友さんが長年、浜松市長を務めたこともあり、会派の中でもどちらを推すのか意見が分かれていました。

<自民党静岡県連 城内実会長>(4月22日)
「西部の特殊事情はあるものの、やはり組織として自民党県連として一本化する必要があるだろう。私はこれ重たい決定であると思っている」

そんな中、自民党県連は正式に大村さんの推薦を決め、23日、党本部に上申。自民党浜松の対応に注目が集まっていました。

<大村慎一氏>
「私も候補者として自民党県連に正式に推薦をいただきましたので、推薦をいただいた自民党の浜松のみなさんなので、そういう意味では期待を込めた拍手をいただいたと思っている」

自民党浜松は支部ごとで意見が分かれていて、どちらの候補を推すのか意見を集約できるかどうかは不透明な情勢です。

<自民党浜松 倉田清一会長>
「これから各支部の考え方を聞き、24人の会派の議員の考え方もどのようにしていくのか、協議をしていく必要はあると思っているが、なかなか1つにまとめ切るのは難しいことであると」

一方、鈴木康友さんは、2日続けて県東部へ。連合静岡の推薦を受けた鈴木さん、沼津市にある東部事務所にあいさつにやってきました。

<鈴木康友氏>
Q.西部だけではなく東部の支持も固めていきたいっていう思いは?
「それはそうですね。これからもう全県が私の活動範囲になりますので、中部も、東部もですね、しっかりとご支持の基盤を固めていきたいと思います」

この直前、ある人物と面会をしていました。

<立憲民主党 渡辺周衆議院議員>(4月14日)
「党の総意として引き止められましたので、近い将来行われる衆議院選挙で政権交代目指そうと、そういうことで、出馬は見送りました」

静岡県東部と伊豆を地盤とする渡辺周衆議院議員です。一時は知事選への出馬に意欲を示してましたが断念。かつて、ともに国会議員として活動した渡辺議員との意見交換は、鈴木さんにとっては貴重な学びの場となったようです。

<鈴木康友氏>
「当然、周さんの地盤は伊豆半島全体でありますから、伊豆半島に対する非常に強い思いがございます。伊豆半島が持つ課題もお伺いして、しっかりそれを知事として受けてやってほしいということで、きょうは伊豆半島の講義を受けたような感じでございます」

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