「渋すぎる‼」「真髄がここにある」前田健太、最速146キロでも5回無失点の好投!勝利投手の権利消滅も…いぶし銀の活躍にファン喝采!「次こそ勝利を」

現地時間4月23日(日本時間24日)デトロイト・タイガースの前田健太は敵地トロピカーナ・フィールドで行なわれたタンパベイ・レイズ戦に先発登板。5回、88球3安打無失点、5奪三振で、今季初勝利の権利を持って降板。しかし、救援投手陣が逆転の一発を浴び、勝敗は付かなかった。

この日先発登板した前田は初回、遊撃手と捕手の失策でいきなり無死一、二塁のピンチを迎える。だが、ベテランの冷静さで捕邪飛、遊ゴロ併殺に仕留め、無失点でしのぐ。2回は1死から内野安打を許すが、レイズの7番・ベン・ロートベットと8番・カーティス・ミードを連続三振で攻撃を封じた。

タイガースの1番・ライリー・グリーンの一発で1点をリードで迎えた3回も、無死から二塁手の失策で走者を許し、1死三塁となったが、レイズの2番・リッチー・パラシオスを空振り三振、3番・アメド・ロサリオも二飛と無失点に封じた。
4回は、134キロのスライダーと145キロのストレートで2奪三振。メジャーリーグにおいては目を引くような豪速球ではないものの、ベテランの投球術を披露し3者凡退。5回は2安打を許すも、無失点に終え、救援のアレックス・ファエードと交代。しかし、6回に逆転を許し、惜しくも今シーズン初の勝利は叶わなかった。

今季初勝利は叶わなかったものの前田の活躍にSNS上では「今季イチのピッチング」「安心した!」「次こそ勝利を」「本当のマエケンが帰ってきた!」「マエケンらしくなってきた!」「メジャーの強打者たちを手玉にとるマエケンのスタイルが渋すぎる」「真髄がここにある」「よう耐えたなぁ…」などと、日本人ファンから歓喜の声が上がっている。

なお、試合は4対2でタイガースがレイズに勝利した。また前田は、ここまで5試合に先発登板し、0勝1敗、防御率5.96としている。

構成●THE DIGEST編集部

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