有人宇宙船「神舟18号」、打ち上げに成功―中国

中国の有人宇宙船「神舟18号」が打ち上げに成功しました。

中国有人宇宙プロジェクト弁公室によると、北京時間25日午後8時59分、有人宇宙船「神舟18号」を搭載した長征2号F遥18キャリアロケットが酒泉衛星発射センターで打ち上げられました。約10分後、神舟18号はロケットと分離し、予定の軌道に入りました。現在、宇宙船に乗り込んでいる宇宙飛行士は状態が良好で、宇宙船の打ち上げは円満に成功しました。

神舟18号の乗組員と神舟17号の乗組員は軌道上で交代します。神舟18号の乗組員は宇宙ステーション滞在中に数回の船外活動が予定されており、微小重力基礎物理、宇宙材料科学、宇宙生命科学、宇宙医学、宇宙技術などの分野での実験(試験)、検査と応用を展開し、宇宙ステーションの破片防護補強装置の設置、船外負荷と船外プラットフォーム設備の設置と回収などの各任務をおこなうことになっています。

今回の任務は、中国の有人宇宙飛行プロジェクトが宇宙ステーションの応用と発展段階に入ってから3回目の有人飛行任務であり、長征シリーズの運搬ロケットの518回目の飛行でもあります。(提供/CRI)

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