懐かしの「筏流し」息合わせ川下る 内子・川登地区でまつり 5年ぶりの一般開催

6人が息を合わせ小田川を下る筏流し

 山から切り出した木材を筏(いかだ)に組み川で運んだ懐かしい光景を再現した「川まつり・筏流し」が28日、愛媛県内子町大瀬東の川登地区であった。今年は14棚(隻)を全長60メートルほどに連ね小田川を下り、町内外から訪れた大勢の人が風情を楽しんだ。

 まつりは川や美しい自然を守ろうと地元の川登自治会が開き、31回目。新型コロナウイルス禍を経て5年ぶりの一般開催となった。

 筏流しでは筏師役の6人がすげがさとみのを身に着け、さおを巧みに操りながら息を合わせ約1キロを下った。橋の上や川岸からは多くの人が見守り、拍手を送った。

© 株式会社愛媛新聞社