200人が「手作り飛行機」空へ 八幡浜で二宮忠八記念大会

手作りの飛行機を空に向けて飛ばす参加者

 八幡浜市出身で「飛行機の父」と呼ばれる二宮忠八(1866~1936年)をたたえる第49回二宮忠八翁飛行記念大会(市観光物産協会など主催)が29日、同市若山の市民スポーツパークであった。雨にも負けず、県内外から集まった子どもから大人まで約200人が手作り飛行機の滞空時間を競った。

 大会は、忠八が日本で初めて「カラス型模型飛行器」の飛行実験に成功した1891年4月29日にちなみ、この日に開いている。

 参加者はゴム動力プロペラ機や紙飛行機など3機種で勝負。事前にプロペラをひねり動力をためた状態でスタンバイし、審判の合図で一斉に空に放った。山を越える大飛行を披露した参加者もいた。

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