すし、おにぎりで富山の食材PR 高専、県立大生が射水でイベント

地元の食材を使い、すしを握る釣谷さん(右)とおにぎりをつくる藤田さん(中央)=射水市八幡町

 富山高専専攻科1年の釣谷成龍さん(20)と富山県立大工学部3年の藤田拓蔵さん(21)は29日、県産食材の魅力を発信するイベントを新湊漁港前のシェアキッチン「みなとキッチン」で初めて開いた。新湊沖で水揚げされた新鮮な魚、栄養価の高い野菜の新芽「スプラウト」を使用したすしやおにぎりが振る舞われ、観光客ら約50人が富山の食材を堪能した。

 2人は以前から富山の食材を全国に発信したいと考えており、多くの人が訪れる大型連休に開催した。釣谷さんは、いみずサクラマスやサワラ、甘エビなどを使用したすし、藤田さんはブリやサクラマスを使用したおにぎりを振る舞った。県内農家が栽培した米や野菜をふんだんに使った。

 観光客からは「富山の食に関心を持った」などと好評で、2人は「今後もより多くの人に味わってもらえるように活動を続けていきたい」と意気込んだ。

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