巨匠になりきりタクト 高崎で群馬交響楽団の野外コンサート

 群馬交響楽団の野外コンサート「第45回森とオーケストラ」(同実行委員会主催)が29日、群馬県高崎市のアイ・ディー・エー群馬の森で開かれた。家族連れら約7千人が芝生の上でくつろぎながら生演奏を満喫した。

 常任指揮者の飯森範親さんがタクトを振り、ヨハン・シュトラウス2世のポルカ「ハンガリー万歳!」などを披露。来場者が指揮に挑戦する恒例の企画では、4人がビゼーの歌劇「カルメン」前奏曲を指揮し、演奏をまとめる楽しさを味わった=写真。群馬大付属小6年の久保田有咲さん(11)は「オーケストラと近くて迫力を感じた。きちんと振れて楽しかった」と笑顔だった。

 同市少年少女合唱団と一緒に歌ったり、持参した楽器で演奏に加わったりと、来場者が主役になる場面が他にもあり、会場は大いに盛り上がった。

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