5-4の劇的勝利を収めた仏1部ブレストがクラブ史上初の欧州カップ戦出場権を獲得! 指揮官は「息子たちをとても誇りに思う」

ブレストが、クラブ創立74年の歴史の中で初の快挙を達成した。

現地時間4月28日に行なわれたリーグ・アン31節でブレストがレンヌとの乱打戦を制し、来シーズンの欧州カップ戦出場権を獲得した。

前半9分で2点を先行される苦しい展開も、立て続けに4ゴールを奪い逆転に成功。しかし、68分と79分にゴールを奪われ、試合は同点のままアディショナルタイムへ。このまま終了するかと思われた95分、敵陣左サイドで得たFKにCBのリリアン・ブラシエが頭で合わせて値千金の勝ち越しゴールをゲットしたのだ。

この劇的勝利で勝点は56に到達。残り3試合でヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)の出場権が与えられる6位のRCランスと勝点10差となったため、まずは欧州カップ戦の出場権を確保した。

【動画】ブレストが劇的ゴールでレンヌとの乱打戦を制す

さらに、4位以上に与えられるチャンピオンズリーグ(CL)の出場権確保も夢ではなく、2位モナコと勝点2差、4位のリールとは勝点1差の3位につけている。

ブレストを躍進へと導いた立役者のひとりが、23年1月に就任した2年目のエリック・ロワ監督だ。レンヌ戦後の会見では「息子たちをとても誇りに思う」と喜びを口にした。

この会見の動画がクラブ公式YouTubeにアップされると、「エリック、ありがとう」「あなたを誇りに思う」「夢をありがとう」など称賛のコメントが並んだ。

残り3試合は5月4日にナント、同11日にスタッド・ドゥ・ランス、同19日にトゥールーズと対戦予定だ。CL出場権を獲得できるか、注目が集まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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