5000人規模のアリーナ整備求め市に提言書提出 JR松山駅周辺再開発で愛媛経済同友会

松山市の野志克仁市長(右)にアリーナ建設の提言書を手渡す愛媛経済同友会の野本政孝代表幹事(中央)=30日午後、市役所(撮影・柳生秀人)

 愛媛経済同友会は30日、JR松山駅周辺の再開発を巡り、バスケットボールBリーグの試合やコンサート、大人数の会議、展示会などさまざまな用途に利用できる5千人規模のアリーナ(多目的屋内施設)の整備を求める提言書を松山市の野志克仁市長に提出した。

 「スポーツ振興による地域経済の活性化」と題した提言書によると、アリーナの建設候補地は駅西口南側で市が取得予定のJR四国の車両基地跡地(0.9ヘクタール)。Bリーグなどプロスポーツによる地域活性化や経済波及効果、JR松山駅から歩いてすぐのアクセス利便性などのメリットを強調。市が2015年に公表した跡地利用の基本構想で想定する文化ホールや広場をアリーナに置き換えても、にぎわい交流や防災などの機能はほぼ変わらず、整合性は取れているとした。

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